1 48に戻る(キャラ指定)2 終了
安価下
―――――――
48 :■■■■:2012/12/30(日) 13:16:42 ID:2ukShwJ6
上条当麻は悩んでいた。
ここ最近、気が付くとある異性のことを考えている時間が多くなっていた。
(なんだかなあ…これ)ハァ
学生鞄を肩に担ぎ、風力発電機が等間隔に並ぶ道を歩きながら、立ち止まって空を見上げる
「…これが恋ってやつなんですかねえ」ボソッ
呟いた上条が想う人物とは…?
安価下
90 :■■■■:2013/01/22(火) 04:06:33 ID:PxlMms1k
1 ビバリー=シースルー
91 :■■■■:2013/01/22(火) 21:27:10 ID:SME1YgIw
ビバリー=シースルー
そんな名前が頭をよぎった。
…誰だっけ?
名前からして外国人なのは間違いない。
えーっと…。
―――――――
「あなた…なのね?ああっ!!」
ワンピースの少女が髪を靡かせ、両手を広げた男性の胸に飛び込む。その瞳には涙が光っている。
「…ただいま」
「おかえり、なさい。――もう、離さないで」
「ああ。もう二度と離さない」
―――――――
シネマホールでリバイバル上映されていたビバリー=シースル監督作品の『鉄橋は恋の合図』のスタッフロールを眺めながら上条は考えていた。
(恋愛映画を一緒に見に来るって、どう考えてもデートだよな?)
そのとき聞こえてきた、上条の右隣に座っている人物の声は?
1「これって、いつ見てもあの鉄橋みたいだわ。アレがコイツであの子が私だとしたら、ふにゃああああ」ビリビリ
2「恋って素敵。そう思わない?上条君」
3「あの二人はなぜ涙を流しながら道のど真ん中で抱き合っているのですか?と、ミサカは疑問に思ったことを貴方に質問します」
4「まさか上条と恋愛映画を見るとは思わなかった。相変わらずお前は人を退屈させないな」5「やっぱいつ見ても『鉄恋』はいいぜ!そう思うだろ大将?」
安価下
92 :■■■■:2013/01/22(火) 22:11:47 ID:fe7AKzxQ
ミサカシリーズと既に出番あった人がいるので
Ⅳ 93 :■■■■:2013/01/22(火) 22:12:58 ID:fe7AKzxQ
おっとミス。
×ミサカシリーズと既に出番あった人がいるので
○ミサカシリーズが続いているのと、既に出番あった人がいるので
94 :■■■■:2013/01/22(火) 22:41:12 ID:SME1YgIw
「まさか上条と恋愛映画を見るとは思わなかった。相変わらずお前は人を退屈させないな」
「『暇つぶしに付き合え』って連れてこられたのが恋愛映画だったのは俺も予想外でしたよ」
「そうか。まあ、貰い物だけど、ペアチケットだったからな。女の子とは来れないしね」
「雲川先輩、同級生にそういう人、居ないんですか?」
「同級生はなあ。なんか子供でね。お前の方が全然ましだよ」
そう言って微笑む雲川を見て、上条の頬がほんの少しだけ赤くなる。
「欧米で人気のある恋愛映画らしいが、上条もこういうのに憧れるか?」
「そりゃ、こういった相思相愛ってのは理想ですけど、普通じゃないでしょ?これ」
「うん?」
「普通に校舎裏とかで告白されたりとか、そういう方がいいかなあ、なんて。命をかけた闘いとかそういうのは勘弁」
「ぷっ。あはは。ベタだね上条」
「ベタで結構!上条さんは普通の学生生活ができればそれで充分なんです」
上条は何を思う?
1 あの鉄橋、あそこに似てたな。思わず御坂を思い浮かべちまった。
2 まあ俺には普通の学生生活なんて送ることはできないんだろうけど。
3 そう、ベタですよ。今上条さんと雲川先輩はそのベタなことをしているわけで!4 その他
安価下
95 :■■■■:2013/01/22(火) 22:45:58 ID:hFvi1X2s
参 96 :■■■■:2013/01/22(火) 23:05:03 ID:SME1YgIw
(そう、ベタですよ。今上条さんと雲川先輩はそのベタなことをしているわけで!)
「上条?」
「ってことで、この後どうします?上条さんとしてはご飯でも食べに行きたいところなんですが」
「ん?ああ、もうそんな時間か。そうだね。じゃあ行こうか」
「!!」
自然に右手を握られ、上条はぎこちなく右足を前に出した。
「ぷっ。くく。何でそんな油の切れたロボットみたいな動きをしているんだ」
「いや、だって、いきなり手を握られればぎこちなくなりますって」
「どうしてだ?」
小首を傾げ、それから雲川は悪戯っぽく言う。
「お前の言う、『普通』のカップルっぽくしてみただけなんだけど」
それを聞いた上条の言葉は?
1「カ、カ、カップル!?雲川先輩、からかうのはやめてくださいよ!」
2「なっ!?……ん、よろしい。この上条当麻。見事に雲川先輩の彼氏役を務めさせてもらいます」
3「くっ!先輩はいつもそうやって俺を惑わすんだ!ちくしょう!こうなったら名前で呼んでやる!」4 その他
安価下
97 :■■■■:2013/01/23(水) 13:31:41 ID:NFAd/SCA
3 98 :■■■■:2013/01/23(水) 21:04:59 ID:SeHhYLs.
「くっ!先輩はいつもそうやって俺を惑わすんだ!ちくしょう!こうなったら名前で呼んでやる!」
「上条。私に惑わされていたのか」
「ええ、そりゃあもう」
「ふーん」
「うわっ、なにその余裕の表情。上条さん凄い馬鹿にされている気分ですよ」
「別に馬鹿にしているつもりは無いんだけど。上条当麻君」
折り曲げた右手の人差し指の第二関節を唇に当て、雲川は涼しい声で上条の名前を呼ぶ。左手は上条の右手を握ったまま。
(主導権は私が持ったままにしておかないとな)
「それで、何処に食べに行くんだ?きちんとエスコートしてくれないと困るんだが」
それを聞いた上条が雲川の左手を掴んだまま右手をぎゅっと握り締めた。
「じゃあ行きましょうか。…芹亜」
次に聞こえてきた言葉は?
1「やるね。不覚にもドキッとさせられたけど」
2「なっ!?て、て、て、て、手を繋いだうえ、な、名前呼びぃぃぃっ!?」ビリビリ
3「まあっ、まあまあまあっ!!上条さんお似合いですの!!あ、お姉様に電話しますのでそのまま手をお繋ぎになっていてほしいですの」
4「く、雲川先輩と上条当麻が手を繋いで名前を呼び合っている!?悪い夢だわ。きっとビタミンが足りないのね」
5 その他安価下
99 :■■■■:2013/01/23(水) 21:54:21 ID:bivwQRps
5???「異ィィィ教のォォ猿がアァァァァァ!」 100 :■■■■:2013/01/23(水) 22:35:57 ID:SeHhYLs.
「異ィィィ教のォォ猿がアァァァァァ!」
「お、落ち着くのです。ルチア。見つかっちゃう」
「くっ。なんだあの大きさは!神裂をも上回っているんじゃないか?」
「そんなことより、私、あれ食べたいあれ!『タイヤーキ』」
「こ、こら、アンジェレネ!」
(あれは、アンジェレネとルチア、か?なにやってるんだ、あいつら)
「上条?どうかした?」
「いや、知り合いっぽいけど、見なかったことにした方がいいみたいなんで」
「お前は知り合いが多いな。…十字教徒ねえ」
「ってか名前呼んだのに普通にスルーされた!?」
「ふふ。まだ甘いな。上条」
「うわっ、引っ張らないでくださいよ」
「ねえ、ちゃんとエスコートして欲しいんだけど」
それに対する上条の答えは?
1「かしこまりました芹亜お嬢様。不肖、上条当麻。精一杯エスコートさせていただきます」
2「わかりましたよ先輩」(くっ、ここはひとつ、先輩が入ったことの無い牛丼屋に…)
3「ちょっと歩きますけどいいですか?美味いランチメニューがある店を知り合いから聞いたんですよ」
4「スーパーで材料を買っていって、俺の部屋で昼飯をご馳走しますよ」5「さ、財布が無い!?…不幸だ」
安価下
101 :■■■■:2013/01/23(水) 22:57:51 ID:NFAd/SCA
4 102 :■■■■:2013/01/23(水) 23:20:23 ID:SeHhYLs.
「スーパーで材料を買っていって、俺の部屋で昼飯をご馳走しますよ」
「私は料理できないけど」
「上条さんにおまかせあれ。っていうか先輩料理できないんですか?」
「特に必要性を感じないしね」
「いやいやいや、料理くらいできないと大変でしょ?」
「外食や出前で充分だと思うけど?」
「くっ、ここは上条さんが外食では味わえないものをご馳走して、先輩の意識を変えなくては」
上条が作る昼食はなに?
1 ツナと水菜のパスタ
2 鮭チャーハン
3 しょうが焼き4 オムライス
安価下
103 :■■■■:2013/01/23(水) 23:21:54 ID:NFAd/SCA
上条さんらしいといえば、
3かな。なんとなく
104 :■■■■:2013/01/24(木) 00:08:27 ID:w283c0aI
「なんだかんだで完成しました、豚バラ肉のしょうが焼き。山盛りの千切りキャベツと一緒にお皿に盛り付けて、後は豆腐とわかめの味噌汁と白いご飯。箸休めはきゅうりの浅漬けです」
机の上に並べられる料理を眺めながら、雲川は少しだけ目を細める。
「先輩、お待たせしました。…ご飯ですからベッドから降りてください」
ベッドの上でごろりと回転して仰向けになると、雲川は天井に視線を向けたまま両手を上げてひらひらと振った。
「ん。手を貸してくれるとありがたい」
「はいはい…。って、ちょっ!先輩、見えますって!」
雲川の制服の上着は短い。普段立っていてもへその辺りが丸見えなので、ベッドに仰向けに寝ていると、腹部の方から制服の下にある胸の辺りの白い布地がちらちらと見え隠れする。
「別に減るものじゃないし構わないけど?」
「年頃の娘が言う言葉じゃねえ!もっと恥じらいを持って!?」
「はいはい、いやーん。上条のえっち」
「ぶふぅ!?」
「ほら。はやく起こしてくれ」
上条の行動は?
1 少し頬を染めながらベッドに近づき、雲川の両手を持って引っ張り起こす。
2 やれやれと頭を掻いてからベッドに近づき、何かに足を取られて雲川の上に倒れる。
3 (すげえ揺れてる!)と腰をかがめながら雲川の制服の下の白い布地を眺めながらゆっくりと近づく。
4 卓袱台の前に座り、両手を合わせて「いただきます!」
5 その他安価下
105 :■■■■:2013/01/24(木) 02:56:44 ID:ipR/5ySs
5 あれ?気のせいか?何か先輩……いつもより大きいような…… 106 :■■■■:2013/01/24(木) 21:07:31 ID:w283c0aI
(あれ?気のせいか?何か先輩……いつもより大きいような……)
「…って、服の中に何を入れてるんですか!」
「意外と観察眼があるな上条。っていうか、そんなに私の胸が気になるのか」
「なっ!そりゃ気にならないっていったら嘘になりますけど!」
「ふふふ。言っただろう?減るものじゃないって」
言いながら制服の中に手を入れて何かを取り出し、上条の目の前で広げてみせる。
「ちょっ!?なにしてるんですか先輩…!?」
「見覚えあるだろう?これ」
「…枕カバー?」
「正解。さっき寝転がった時に剥ぎ取って入れといた」
「どうせそんなことだろうと思っていましたよ!」
「考えようによってはご褒美だと思うけど?」
「はい?」
「女子高校生の柔肌に押し付けられていた枕カバーだぞ。思わず顔を埋めたくなるんじゃないか?」
上条の反応は?
1 く、雲川先輩の匂いを堪能できるかも…
2 枕カバーを強引に奪い取り、洗濯機へ放り込む
3 ああもう、そんなことより冷める前に食べましょう!
4 おもむろに雲川が持っている枕カバーに顔を埋める5 その他
安価下
107 :■■■■:2013/01/24(木) 23:59:16 ID:aj7Gl3Ho
4 108 :■■■■:2013/01/25(金) 21:26:13 ID:Jb7X4Ask
雲川の持つ枕カバーをじっと見つめ、それから上条はおもむろにそこへ顔を埋めた。
「ちょっ、上条!?」
「んー。これが雲川先輩の匂い」クンクン
「なっ!?何をしている!?よせ、上条」
「減るものじゃないんでしょう?ならいいじゃないですか」クンクン
「上条がこんなことをするとは思わなかったんだけど」
その言葉を聞いて上条は顔を上げ、雲川の顔を見てにっと笑った。
「いつも冷静沈着な先輩の焦ってる顔、これってなかなか貴重な瞬間かも」
「ふふ。してやられたな」
「はは。じゃあ、ご飯食べましょう。先輩。冷めちゃいますよ」
「ああ。じゃあいただこう」
卓袱台に向かい合う形で座ると、上条が両手を合わせる。
「では、いただきます」
同じように手を合わせてから、雲川が言った言葉は?
1「いただきます。…うん。美味しいな」
2「上条。食べさせてくれるんだろう?」
3「上条。はい、あーん」
4「…上条。賃金払うから家で食事作ってくれないか?」
5 その他安価下
109 :■■■■:2013/01/25(金) 21:52:26 ID:6FOznmrM
5 「では教育してやろう。豚のような悲鳴を上げろ!」 110 :■■■■:2013/01/25(金) 22:11:31 ID:Jb7X4Ask
「では教育してやろう。豚のような悲鳴を上げろ!」
「先輩。食事中にそういう冗談は上条さんが許しませんよ!」
「食事中で無ければいいのか?」
「時と場合によりますけど、いきなりなんでそんなこと言うんです?」
「豚肉だったから」
「…もしかして、豚肉嫌いでした?」
「いや、別にそういうわけではないが」
そう言って雲川は嫌いではないことを証明するかのようにしょうが焼きを取り、口に運んだ。
「うん。美味しいな。上条。お前やるじゃないか」
「お褒めいただきまして光栄にございます」
「ぷっ。くく…。上条、お前、面白い奴だよ。まったく」
楽しそうに笑う雲川を見て上条は思った。
1 やっぱ、先輩、綺麗だな。2 …何が先輩のツボに嵌ったんだろう?
3 よかった。豚肉嫌いじゃなくって…
4 あんな冗談言うなんて…先輩ってSなのかな…
5 その他
安価下
111 :■■■■:2013/01/25(金) 23:09:29 ID:8NW1EFjw
1 112 :■■■■:2013/01/25(金) 23:48:59 ID:Jb7X4Ask
(やっぱ、先輩、綺麗だな)
箸を止めてつい雲川を見てしまう。
「先輩。その、なんでお腹出しているんですか?」
「ん?いや、好き好んで出しているわけじゃないんだけど」
そう言って雲川はしょうが焼きでキャベツを巻きながら小さく笑う。
「まあいろいろ成長してね。制服を買い換えるのが面倒だったからそのまま着ているだけ」
「そ、そうですか」
「まあアンダーとかは流石に変えてるけど」
「…」
「ん?どうした上条。急に黙って」
この次の上条の言葉は?
1「アンダーとか言うし、どう返事していいかわからないんですよ」
2「大きいですもんね。胸」
3「そんなふうに俺のことからかって楽しいですか?」
4「…誘ってるんですか?」
5「上着は短いけどスカートはサイズ合ってますよね?」
6 その他安価下
113 :■■■■:2013/01/26(土) 00:05:47 ID:CXPe1WSA
6 まさか、まだ成長中だとか言いませんよね……いや、まてよ、よく見ると映画館の時より……
さっきの通りがかりのルチアたちの発言といい……いやそんなハズは…… 114 :■■■■:2013/01/26(土) 19:32:37 ID:cR5b3eg.
「まさか、まだ成長中だとか言いませんよね」
上条はボソッと呟き、箸を置いてうーんと唸った。
(……いや、まてよ、よく見ると映画館の時より……さっきの通りがかりのルチアたちの発言といい……いやそんなハズは……)
「なに唸ってるんだ?上条」
「雲川先輩、部屋に来る前より大きくなってるような気がして……」
「ん?ああ。ブラずれてるな。枕カバー出した時に上がっちゃったみたい。まあ、食べ終わってから直すけど」
「なっ!?枕カバーってし、下に入れてたんですか!?」
「そんな枕カバーを嗅いだ感想は?」
ニヤリと笑いながら、雲川は箸で上条の顔を指す。
次の上条の言葉?
1「勘弁してください先輩」
2「ずれただけでそんな大きく見えるものですか?」3「い、今すぐ直した方がいいと思います」
4「と、ともかく、ちゃっちゃと食べてしまいましょう!」
5 その他
安価下
115 :■■■■:2013/01/26(土) 21:07:17 ID:CXPe1WSA
2 116 :■■■■:2013/01/26(土) 22:08:01 ID:cR5b3eg.
「ずれただけでそんな大きく見えるものですか?」
「上条はブラがどういうものか良くわかってないみたいだな」
「そ、そりゃ必要ないですし」
「最近は男性用ブラというものもあるみたいだけど。まあ、ともかく、なぜブラがずれただけで胸が大きく見えるかだったな。ブラはカップ、ワイヤー、ベルト、肩紐、ホックなどで構成されている。乳房を包むのはカップ、ワイヤー、ベルトだが」
言いながら自分の右手で拳を作り、左手を右拳の上に被せる。
「右手が乳房、左手がカップだと思ってくれ。それでこのカップは形を崩さないようにワイヤーとベルトである程度固定されている。従ってこう、カップが上にずれると、乳房の上にブラのカップで山ができるわけだ」
左手を上の方にずらして雲川は笑うと、両手を自分の胸へと持っていく。
「だから、中身がないので、押せば潰れるわけだけど」
自分の胸を押して上条に視線を向ける。
「手を離せばワイヤーがカップの縁を元の形に戻そうとするからまた盛り上がるけど、この場合カップの中心は潰れたままだから変な形で戻るわけだ。もっとも、制服が窪んだ部分を隠してくれるけど」
先ほどより小さくなった胸元を見て、上条は小さく笑った。
「ずれてるのって気持ち悪くないんですか?」
「気持ち良くは無いけどね、食事が終わるまでは無理に直さなくてもいい」
「ソ、ソウデスカ」
小さく頬を染めて視線を逸らした上条に、雲川が言った言葉は?
1「ふふ。ちょっとからかいすぎたか。上条の反応が楽しいからつい、ね」
2「食事が終わったら上条に直してもらおうかな」
3「上条、味噌汁のおかわりを貰える?」
4「胸ばかり見られてると思うと少し悲しくなってくるな」
5 その他安価下
117 :■■■■:2013/01/26(土) 22:28:10 ID:pMtgSGxE
5 モウヒトリ………ココニスンデイルヒトヲ、ワスレテルキガスルンダヨ…… 118 :■■■■:2013/01/26(土) 23:13:35 ID:cR5b3eg. 『モウヒトリ………ココニスンデイルヒトヲ、ワスレテルキガスルンダヨ……』
背筋がゾクッとする声を聞いたような気がして、上条は背筋を伸ばす。
「どうした?上条」
「な、なんでもないです。さ、ご飯食べてください」
「?変な奴だな」
「ははは…」
苦笑いを浮かべながら上条は同居人のことを思い出していた。
(インデックスとスフィンクスは小萌先生の家で焼肉&お泊りってことで姫神が朝迎えに来ただろうが。落ち着け、俺)
「うん。このタレがまたキャベツにも良く合うな」
(普通はこうだよなあ。インデックスは食べ過ぎだってえの)
「人が食べるのを見ていて面白いか?」
「すみません。そういうわけじゃないんですけど」
「じゃあ、なんで私の顔を見ているんだ?」
上条の言葉は?
1「先輩、やっぱり綺麗だなあって思って」2「その、女の人の食べ方ってやっぱり違うなあと思って」
3「キャベツを巻くよりご飯を巻いて食べた方が美味いですよ」
4「俺が狙ってた肉が…」
5 その他
安価下
119 :■■■■:2013/01/26(土) 23:31:18 ID:pMtgSGxE
1 120 :■■■■:2013/01/27(日) 20:21:27 ID:sElKC8hg
「先輩、やっぱり綺麗だなあって思って」
「………は?」
箸を落としそうになりながら、雲川はぽかんと口を開けて上条を見る。
「え?なんでそんな顔してるんですか先輩」
「…………コホン」
小さく咳払いをして態勢を整える。
「…まさか上条からそんなことを言われるとは思わなかったから、醜態を晒してしまった」
「醜態って。普通に可愛かったですけど」
「…上条。どうした?熱でもあるんじゃないか?」
「上条さんはいたって健康ですよ?」
「…上条ってそう簡単に女を褒めるような奴じゃなかったはずだけど」
上条の次の言葉は?
1「先輩だから言ってるんですけど」2「いや、普通は何も無いのに女の子を褒めたりしないですよ」
3「褒めたっていうよりも思ったことをそのまま口にしただけなんですけどね」
4「あ、迷惑でしたか?すみません」
5 その他
安価下
121 :■■■■:2013/01/27(日) 21:49:55 ID:o13vIGI6
1 122 :■■■■:2013/01/27(日) 22:44:59 ID:sElKC8hg
上条は雲川の目を真っ直ぐに見て、大きく息を吸い込んでから言った。
「先輩だから言ってるんですけど」
「私だから…?」
小さく首を傾げる雲川。
「…えーっと、俺の理想って、年上のお姉さんだったりするんですけど」
「うん。まあ理想は人それぞれだから、私は別に否定はしないぞ」
「普通は部屋に異性を招待するなんてことはしないんですけど」
「まあそうだな。私もそうだけど」
「えっと、つまり、俺は先輩が好き、なんですけど」
「そうか。私が好きか………って、え?」
上条の言葉を繰り返してから、雲川は驚きの表情を浮かべて顔を上げた。
(私を好き?上条が?超電磁砲やクラスメイトではなく、私を?いや、これは一体何の冗談だ。まあ、ブレインとしては幻想殺しを手中に収めることができる絶好の機会なんだけど、そういうのは無しにして考えるとすれば、私はどうしたいんだ?)
照れたようでもあり怯えたようでもある眼差しで雲川を見ている上条に対して、雲川が言った言葉は?
1「上条。お前、自分の存在について理解しているか?」
2「私も、お前という存在を愛しているけど」
3「私が、幻想殺しを知るためにお前に近づいたと言っても、お前は私を好きだと言えるか?」4「じゃあ、今日はここに泊めて欲しいんだけど」
5 その他
安価下
123 :■■■■:2013/01/27(日) 23:32:04 ID:o13vIGI6
Ⅲ 124 :■■■■:2013/01/28(月) 00:02:53 ID:tcn/9NoI
「私が、幻想殺しを知るためにお前に近づいたと言っても、お前は私を好きだと言えるか?」
「え?どういうことですか?」
「そのままの意味だよ。私は統括理事会の命令で幻想殺しに近づいたスパイみたいなものだ」
「嘘だ」
「嘘じゃない」
「…証拠は」
「絶対能力進化実験を潰したのは幻想殺しと御坂美琴と妹達だ」
『絶対能力進化実験』という言葉が雲川の口から出た瞬間、上条は眉を顰め、雲川から視線を外した。
「あの実験に関わっていたのは私の属するところじゃないけど、傍観者だからと逃げる気はない」
「…」
「それに今日、上条が私を部屋に連れ込んだのは予想外だったけどな。同居人がいるだろう?」
「う、あ…」
「ああ、同居人について詮索する気はない。そもそもそれも実験と同様に私たちの管轄外だから」
次の上条の言葉は?
1「…帰ってください。お願いします」
2「なぜ、俺にそんなことを話すんですか?言わなきゃわからないのに」3 携帯電話で「土御門、まずいことになった。俺の部屋に来てくれ」
4「先輩が悪いんですよ…」
5 その他
安価下
125 :■■■■:2013/01/28(月) 00:20:55 ID:fmw1CHVQ
に 126 :■■■■:2013/01/28(月) 20:32:42 ID:tcn/9NoI
「なぜ、俺にそんなことを話すんですか?言わなきゃわからないのに」
「そうだな。…上条に隠しておきたくなかったから、とでも言っておこうか」
「なんですかそれ」
雲川は一度目を伏せ、それから再び顔を上げると、視線を彷徨わせ、折り曲げた人差し指の第二間接を唇に当てながら呟いた。
「わからないか。いや、そうだろうな」
「…」
「その、私は嬉しかったんだと思う」
「…」
「このままただの先輩として、お前を身体を使って篭絡するのがブレインとしてなら正解だと思う。だけど、雲川芹亜として、それはできなかった」
「…どういうことですか?」
雲川は手を握って自分の胸に置くと、大きく息を吐いてから真っ直ぐに上条を見た。
「一人の女として、上条が好きだから。真実を隠したままで付き合うことはできないから」
「……………先輩」
次の上条の言葉は?
1「いいぜ雲川芹亜。お前が幻想殺しを手に入れたいから近づいたっていうのなら、俺が惚れた先輩っていう、その幻想をぶち殺す!」
2「本当に俺のこと好きなんですか?それも嘘なんじゃないんですか?」
3「俺と付き合うと不幸になるかもしれませんよ」
4「ありがとう先輩。俺も一人の男として先輩が好きです」5 その他
安価下
127 :■■■■:2013/01/28(月) 22:19:49 ID:fmw1CHVQ
4そろそろクライマックスですかね
128 :■■■■:2013/01/28(月) 22:58:44 ID:tcn/9NoI
真っ直ぐに見つめ合う二人。
「ありがとう先輩。俺も一人の男として先輩が好きです」
「…っ。ありがとう」
雲川の瞳から涙が零れる。それを見た上条は気が付くと雲川をしっかりと抱きしめていた。
「かみ、じょう…」
「泣かないでください。先輩」
「馬鹿。…嬉し涙なんだけど」
「男冥利に尽きますね」
「…本当にいいのか?私なんかで」
「先輩も、俺みたいな馬鹿な男でいいんですか?」
「勉強ができるだけの男より、お前みたいに信念を持っている男の方がいいに決まっているだろう」
「先輩…」
上条が何かを言おうとするのを、雲川は肩を押して身体を離し、人差し指で上条の唇を塞いで止めた。
「先輩は禁止。名前で呼んで欲しいんだけど」
「…芹亜」
「良くできました。じゃあ、ご褒美」
そう言うと、雲川は小さく微笑んでから顎を上げて瞳を閉じた。
終わり
スポンサーサイト
テーマ:小説もどき・雑文 - ジャンル:その他
- 2013/01/28(月) 23:33:22|
- SS とある魔術の禁書目録/とある科学の超電磁砲
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0